食べるのは目黒区民に限るとな

久し振りに目黒のSUNまつりの目黒のさんま祭、焼き秋刀魚が提供がされる広場へ出掛けて見たが我が家から徒歩7分くらい最短で焼き秋刀魚が食べられる立地である。とは言え誰でも食べられる訳ではなくこの数年は数も限定で『秋刀魚は目黒区民に限る!』と1500匹が抽選で当たった人のみが食べられる。今年は1500のわくに18,000人の応募があり12倍の狭き門だったそうで『秋刀魚は目黒区民に限る』と落語の『さんまは目黒に限る』を皮肉った形になってしまった。さんま提供の変遷は48年位前に遡るが区民祭りの前身の鷹狩りパレードの時に大鳥神社が鷹番辺りへ向けてのスタート地点に当たり鷹狩り・落語目黒のさんま繋がりで神社の入り口で生の秋刀魚が1人2匹位が配られたのが始まりだ。当時は銚子漁港に水揚げされた生の秋刀魚が運ばれ来て貰った人は家に帰りに焼いたりして食べていたもので家族3人で並べば6匹以上もらえた。それが何度かの変遷を重ね目黒三田(茶屋坂が近い)目黒駅の向こう側からエビスビール坂あたりでも流行り出し本家も田道広場公園へ場所を変え大規模なさんま祭りへと変わっていった。最盛期は5000匹提供された事もあったが東北の巨大地震を境に規模も縮小されて現在は秋刀魚の漁獲不良もあり1500匹となっている。

生の秋刀魚の頃は周りもあまり興味がなく価格も安定していたので苦労して長い時間並ぶ事もなかったコレは地元の利だった。