原爆ドームへ・・、

昭和27、28年の8月6日の不確かな記憶である。私が小学1年になった年の事だと想うのだがその日は誰に言われた訳でもないのに原爆ドームへ家にあった鉄カブトを冠り変にハイな気分でそこへ向ったのである。なぜ鉄カブトなのか当時も今も判らないが何かと戦うみたいな感覚だったのかも知れないが広島に居ても戦争や原子爆弾が落とされた事さえ子供は理解していなかったのに・・。オバマ大統領が訪問した原爆資料館内に展示してある物は元々は私が変な行動で向った原爆ドームに展示されていた物のように記憶しているが目の当たりにした物はこの世の物とは思えない現実離れしたモノばかりであった。原爆が投下された当時の地図から推測するとその当時住んでいたアパートから原爆ドーム間での距離は2km以上はあるようだが遠いとは思わなかったので何かに揺り動かされた故の行動だったのかも知れない。その頃はすぐ横の川で釣りをして遊んでいてドームとは反対の下流(河口)の方までチヌを釣りに行っていたので苦になる距離ではなかった。

昭和45年に出版された広島テレビ放送網篇『いしぶみ』の表紙写真より
昭和45年に出版された広島テレビ放送網篇『いしぶみ』の表紙写真より