ずいぶん前に故スズキシン一さんの奥様から戴いていたマリリン・マンダラの未完作品の版画をやっと飾る事が出来た。少し場違いで先生には申し訳ない気もするが玄関直ぐのダイニングキッチンのサイドボードの上方にスペースを開けておいたのでそこに掛け置く事にした。100万体に近いモンローの細密な裸体に圧倒されなんだか恥ずかしい気がするが思いのほか違和感はなくいい感じである。作者が修行の如く命をかけてここまで描き上げた作品がコピーと言えども手元にあるのはとても光栄な事である。
50年前だったか高校の美術講師だった鱸慎一先生に出会って先生の個展を訪れた時の感覚は普通の高校生にはかなりのカルチャーショックだったのを覚えている。スズキシン一：マリリン・マンダラ
