Roots・広島

11月19日(水)・晴れ/乾燥度も高く寒い。

昨日、俳優の高倉健さんの訃報を聞いて少し驚きを感じていた。ついこの間まで役者の仕事に励んでおられたようで80歳を超えた方には見えなかったからだ。自身の年齢を考えてみると後12年も経てば80歳になってしまう事に気が付き驚いている。自身がそれまで存在するのかどうかは良く解らないがここらで自分の人生を振り返らなければならないタイミングが来たようだ。とわ言うものの畏まって書くような事はあまりないが生まれから現在までを簡単に辿る位なら出来そうなので思い出しながら記録してみる。

昭和21年10月31日に広島県三次市で生まれる。

この夏に水災害のあった安佐南区のもう少し北に寄った上辺りで島根県・岡山県に隣接しており江の川、三段峡と言った観光名所もあり盆地特有の気候が見せる霧の名所としても有名である。赤穂浪士で有名な三次浅野家の菩提寺もここにある。庄原市にも住んでいた事もあるようだが幼稚園に入る前くらいに広島市の太田川沿い近くに引っ越した。そう、ここは原爆の爆心地にすぐ近い処で広島市の中心部に近いところだった。住んでいたアパートの隣りが鉄屑を置いてあるところでその中に入り大きな砲弾の上に上がったり、ロケット弾か何かの破片のような鉄屑を漁ったりして遊んでいた。多分だが朝鮮戦争の時に使われたモノの残骸だろが小さな子供には原爆の事も朝鮮戦争の事などみじんも判っていなかった時代だ。

今から20数年前に三次に残っている先祖代々の墓を横浜へ持ってくる為に寺を訪れた帰りに以前住んでいた家と言うのが残っていて遠くから写真に撮ったものだ。ここの縁側で撮ったと思われる三輪車に股がった鼻たれっ子のモノクロの写真を今でも持っている。当時の記憶と言うのは何となく程度で覚えていない事の方が多い・・。

広島市へ転居する前まで住んでいた家が残っていたが今はもうないだろう
広島市へ転居する前まで住んでいた家が残っていたが今はもうないだろう

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)